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LIFESTYLE

礼儀正しい日本人の働き方からゆとりを生みだす方法。

2019.06.20

日本人は礼儀正しい民族と言われています。でも、その礼儀正しさがもしかしたら私たちのゆとり時間を奪っているのかもしれません。

2018年に日本マイクロソフト テクノロジーセンターセンター長を務める澤氏のスピーチがありました。

日本マイクロソフト澤氏スピーチ。日本企業は「礼儀正しく時間を奪う」

 

日本人の礼儀正しさにより、個人の時間が大きく奪われており、それが会社の利益にも影響しているとスピーチの中で語っています。

 

知らないうちに自分の時間が奪われているとしたら、どうしたら、その礼儀正しさから、自分のゆとりを作ることができるのでしょうか?

もし、もっと生活にゆとりがほしいと思っていたら、毎日くりかえされる何気ない礼儀正しさからちょっと抜け出してみませんか。

 

日本人が礼儀正しいのは遺伝子レベル?

礼儀正しい日本人は一方において賞賛の対象でもあります。

海外のニュースでよく伝えられるのは、チケット販売において日本人は長蛇の列になっていても、きちんと列を作り暴れずに待っている、といった礼儀正しい姿です。

これは素敵なことですよね。

 

この日本人の礼儀正しさはどこからきたのでしょう?

礼儀正しさは、日本人の不安症な性質からくるのではないかと私は考えます。

 

脳科学者の中野信子氏によりますと、日本人の遺伝子は幸福を感じる元であるセロトニンを少なく作るようにできているんだそう。

脳に安らぎを与えるセロトニントランスポーターという遺伝子があり、それがセロトニンの再生産をしています。幸福物質であるセロトニンを少なく作るようにしているのがセロトニントランスポーターSS型。

日本人はそのSS型がかなり多いのです。

セロトニントランスポーターSS型が、アメリカでは全人口の18%しかいないところ、日本では65%もいるそう。これが生まれつき不安症で心配症とも言える日本人の性質を作り出している原因と言われています。

 

つまり、セロトニンが少ないため、生まれつき不安症の人が多いということです。

 

不安症と礼儀とどう繋がるのかというと、こういうことです。

セロトニンが少ないと、不安が強くなりやすくなり、リスクを追わないように行動します。

日本の数多い災害を乗り越えるため、そして濃いコミュニケーションを必要とする農耕社会で生き抜くためには、不安症である方が有利だったわけで、そんな環境からSS型が増えていきました。

 

不安な人たちが集まって、お互い助け合うことで村社会を生き抜いてきたのです。

リスクを少しでも負わないように、お互い良好なコミュニケーションを取り行動してきました。

私は、この不安な性質から少しでもリスクを避けるために礼儀という文化が生まれたと考えます。

礼儀とは、日本人の遺伝子レベルで組み込まれている心配性の性質が作り上げてきた、リスクを負わないための知恵でした。

 

しかし、この礼儀正しい行動が今の時代にそぐわなくなってきているのです。

 

《参考URL》

No.02 中野信子氏“読む講演会”クローズアップパートナー

ログミー 日本人は生まれつき悲観的?

 

礼儀に時間を使いすぎていませんか?

そんな礼儀正しい日本人ですが、長年根付いてきた礼儀正しさが、他人の時間を奪うことになってるというのが、マイクロソフトの澤氏のお話でした。礼儀が時間を奪っているとしても生活に根付いているためなかなか気がつかないものです。

 

普段ゆとりがないと感じていたら、それは知らず知らずのうちに礼儀に時間を取られているためかもしれません。少しでもゆとりの時間を生むために、日本において時間を奪っていると思われる、礼儀正しさから時間を生みだす方法をお伝えします。

 

《会議》

企業の大きな会議では個人プレーは難しいと思いますが、身の回りの小さな会議は、立ったまま関係者を集めてプチミーティングがおすすめです。

立ったままというのが働き方先進国のドイツ流。プチミーティング時はなるべく簡素に連絡事項を伝え、細かいコミュニケーションは、上司が個別に声をかけていくというもの。

時間を合わせて会議室に集まるより簡単で、実行力があります。

 

《報・連・相の「相談」に力を入れる》

「報・連・相」の報告と連絡は減らし、「相談」に力を入れてみましょう。

 

「報・連・相」の報告と連絡は過去のことですよね。過去の終わった出来事は、メールやミーティングアプリなど お互いに見ることができるツールに載せることにします。そして、上司に伝えることは未来に向けた「相談」を主とするようにします。

報告と連絡をやめることで、そこにかけていた作業時間が削減できますから、上司にかかる時間も減ります。

理解してもらえるとお互いに、そして会社的にも大きな時間を産むことになります。

 

《お中元・お歳暮・年賀状》

表面上の礼儀だけの贈り物は、少しずつ減らしていくのはどうでしょう。

 

もう若い人は、お中元、お歳暮などはあまりやっていないかもしれませんが、お中元、お歳暮などの季節の贈り物、そして年賀状も少しずつ形を変えていってもいいもののひとつ。

まず表面上の礼儀だけの贈り物は、少しずつ減らしていきます。

仲がいい人ならば、お互いなしにするという手もあります。

私もまずは兄弟から話をはじめ、お互いにやめることにしました。

お金と手間の時間がおかげで減りました。

 

年賀状も少しずつ減らしています。

年賀状は来た人だけに返すようにし、仲がいい人にはLINEで送るようにしました。

 

何も贈るな、というのではありません。

贈るなら、本当に心を込めて感謝の気持ちで贈っています。意味があるのかないのかわからない、慣例で送っているものは考え直してみてはいかがでしょう。

 

思い切って定時で帰ってみる

思い切って定時で帰ってみましょう。それが無理なら、5分でも、10分でも早く帰るようにします。

 

誰かが残業していると、どうしても悪くて帰れないことありますよね。

他の人も出るから休日出勤になるという話もあります。

でも他人の都合に合わせての仕事は生産性の悪いもの。

会社にとってもマイナスです。

 

礼儀を欠くようでも、思い切って定時で帰る。それが無理なら、10分でも20分でも早く帰るようにしてみましょう。

早く帰るようになると、しばらくするとそういう人として周囲に認められるようになります。

初めは陰で文句を言われますが、ちゃんとやるべきことはやり、早めに帰りますと、意外となんとかなるものです。

 

コツとしては、帰る用事を作ること。

毎週語学の勉強に通うとか、習い事にいくようにしたなど。

ああ、この人は忙しくなって最後まで付き合う時間がないんだなと思ってもらうと、こちらも気が楽になり、早く帰ることができますよ。

 

《飲み会でも早く帰る人になる》

付き合いの飲み会も早く帰るようにしてみましょう。

会社の飲み会、表面だけのママ友会など、いろんな付き合いがありますよね。

これもだいたい礼儀で付き合っているものであれば最後まで付き合う必要はありませんから、適当に帰りましょう。

 

だいたいみなさん酔っ払っているので文句を言われると思いますが、にっこり笑って帰ります。明るく帰るのがコツです。

 

以前、小泉内閣で、経済財政政策担当大臣と金融担当大臣を兼任していた竹中平藏氏も途中でそっと抜ける名人だったそう。そのようにして時間を作り、忙しい中でも本を書くことができたと著作の中で語っていました。

付き合いも礼儀でしょうが、参加しただけでも十分。

最後まできちんと付き合わなくても、適当に帰って、自分が本当に使いたいことに時間を使うように意識をすると、自然と時間は生まれていきます。

 

 

まとめ

礼儀正しさは良いことですが、あまりに従順にしすぎると、自分の時間を奪われるということがお分かりになったでしょうか。

すぐに会社の改革とはいきませんから、まずは自分ができるところから時間を生みだしませんか。

とりあえず、飲み屋は途中で切り上げてしまったり、定時をすぎたら5分でも10分でも早く帰るようにしてみることは実践できるかと思います。

 

ホリエモンなどは、街で「いつも見ていますよ!」と声をかけられるのも時間を搾取されたと感じるそうです。

それくらい、成功している人は自分の時間を大事にしています。

 

そんな小さな時間こそ、自分のゆとりを作る第一歩です。

ぜひ自分の小さな時間を生みだして、大きな自分時間へとつなげてくださいね。

 

ライター:teramiii

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