【田舎暮らしが子どもに与えるメリット】 | THE PACK SHOP

【田舎暮らしが子どもに与えるメリット】

2017-12-21

子どもを持つ親御さんにとって、どこで子育てをするかは一つのテーマ。都会か田舎か。

その場所選びに慎重になられる方は多くいるのではないでしょうか。

 

では一体、みなさんが子育て場所を決める時に一番重要視する部分は何でしょう。

現実なのか未来なのか。はたまた過去の出来事なのか。

現実(仕事のことや都会へのアクセスの良さ等)だけをみてしまうと大人の都合で子どもの生活(育ち)を決めてしまうような気がします。前提として、生活をしていく上での資金はとっても大切。けれど、お金のことばかりに頭がいってしまうと本当の豊かさを見逃してしまう可能性があります。

 

今回の記事では、“田舎の暮らし”に目を向け、そこで育つ子どもたちの姿を考えていきたいと思います。

 

まず、一概に“田舎”と言ってもその世界は広いもの。

 

移住者や若者が多く集まる元気な田舎(地方)からお年寄り中心の過疎化した場所、集落自体がほとんどない場所等、様々な田舎の事象がありそれぞれの土地に多くの魅力が潜んでいます。

どこにその魅力を感じるかは人それぞれで、良いと感じる田舎の風景も異なってくると思います。これを読んでいるあなたは、どんな田舎の魅力に惹かれるでしょうか。

子育て中の方は、自分の子どもと過ごす日常を思い浮かべながらその日々をそうぞう(想像・創造)してみてください。まだ子どもがいない方でも、自分が将来子育てをすることをイメージしながら読んでもらえると良いでしょう。

 

(※以下、“ヒト”は「子ども」のことを指す)

 

①人がヒトに与える影響

“田舎の人は優しい(おおらか)”とイメージをする人は多いですよね。

筆者も田舎(地方)に暮らしていて同じように感じています。

では、なぜそのように感じるのか。そこには「お金」で解決しない「思いやり」の心が少しだけ多く溢れているような気がします。

例えば欲しいものがあるとします。まず先に思い浮かべること・移す行動は何でしょう。都会に暮らす方の多くは「どこのお店に行ったら売っているかな?」「こっちの店の方が安いよ」と情報収集した後、結局はお金でコト・モノを解決していく段取りを取ったりはしませんか。

一方、田舎では欲しいものがすぐに手に入らないこともしばしあります。そんな時に地元の方が取る手段。それは、お隣さんに借りたり、ご近所さんに聞いてみたりすること。仮にそこですぐ手に入らなかったとしても、その情報が自然と周り、不思議と欲しかったものが自分の手元に届いたりするのです。これは「お金」ではなく、「想い」が回っている証。もちろん、このような大人の姿を見ている子どもたちも何かあったら友だちに聞くようになります。

これが自然と助け合いの精神に繋がり、人を思いやる心に育っていくのです。

 

 

②自然がヒトに与える影響

“田舎には何もない”と捉えている人の多くは、ビルや建物・スーパーやコンビニなどがないと応えます。果たしてそうでしょうか。

私たちはみな『自然』いう人間の力では創り上げることのできない世界の中で暮らしを展開しています。“何もない”のではなく“何を感じようとしていくのか”。田舎や地方にはまだまだ日本ならではの綺麗で美しい自然の風景がたくさん潜んでいます。本来あるべき自然を壊して、コンクリートを埋め込み立派な建物を創り上げていく。これからの時代の普通の姿なのかもしれません。近代的世界に変わり、カッコいい容姿へと生まれ変わっていくのかもしれません。

しかし、コンクリートに囲まれれば囲まれるほど人間の心も固くなるばかり。そんな気はしませんか。筆者が子どもたちと携わるようになってからの10数年。多くの子どもたちと出会ってきました。

中には、様々な理由からほとんど外には出ず(出られず)、室内で過ごしている子も少なくありません。

外からの刺激が少なければ少ない程、五感は鈍り、そうぞう(想像・創造)したり、考えたりする力も乏しくなる傾向にあります。作られたものの中だけで過ごすのではなく、幼少期こそあるがままの自然の中に繰り出し、その本能のままに動き回る必要があると強く感じます。

五感を拓くたくさんのエネルギーを持つ自然。その自然のPOWERを肌で体感していくことで、探求心がくすぶられ、人間が本来持つ力が研ぎ澄まされ自然と生きる力・知恵が身についていくのだと思います。作られたものを渡されるだけでは答え(結果)をもらっているのと同じ。

自分で考え、選び取っていく過程こそ、将来を担う子どもたちには必要な力です。子どもと一緒に自然の中に繰り出してみてはいかがですか。大人には見えない宝物の宝庫ですよ。

 

 

③暮らしがヒトに与える影響

幼少期の環境が成長する過程の中で、重要な役割を果たしているのは上記二つの要因を見ると分かってくると思います。“誰と”“どこで”が定められてくると、あとは“どのようにして”自分たちの暮らしを形成させていくか。

仕事に家事に追われてしまうとついつい余裕がなくなり暮らしをおざなりにしてしまうもの。せっかく田舎で暮らしていても、人と交流せず、家の中でテレビゲームをしてばかりでは都会と同じ。

環境を活かしていくのも人(ヒト)の力です。日々の小さな発見や一つひとつの丁寧な暮らしが心の余裕へと繋がっていきます。

大人がしっかりと心に余裕を持つことで、子どもたちものびのびと自由に動き回ることができます。子どもを取り巻く環境はとても大切。

だからこそ、毎日の暮らしに少しだけ彩りを添え、豊かな心を育んでいきたいものですね。