お弁当の時間術!お弁当は前日に詰めることで朝時間が生まれます。
毎日のお弁当作りは、本当に大変。
できれば貴重な朝時間を1分でも増やしたいものですよね。
お弁当に移すだけでも惜しいと思い、私は前の夜に可能なおかずを詰めてしまい、朝の時間を作っています。夜にほとんどを詰めてしまうから、朝はかなり楽チンです!
ただ、夜に詰めるにはいくつかのコツがありますので、それと合わせてご紹介します!
夜に詰めるようになったきっかけ
わたしが夜にお弁当を詰めるようになったきっかけは、友人と話をしていたときのこと。
資格をとるのに時間がない!毎朝家事をしたり、お弁当を作ったり、忙しすぎる!と愚痴を言っていたら、
「朝の時間を作りたいなら夜にお弁当詰めてみたらどう?うちの旦那はそうしてるよ」
と助言されました。
お弁当を夜に詰めるというのは、私的に考えたこともないことで、かなりカルチャーショックでした。食品の衛生面などどうかな?と思い、調べてみました。
それからいくつか気をつけて、前の晩のおかずを詰めるようにしたんです。
衛生面は大丈夫?
お弁当を作るときに衛生面で気をつけなければならないことがあります。
以下の点に気をつけてお弁当を作り、夜に詰められるものを詰めるようにしています。
・お弁当が20~40度の温度帯をなるべく通らないこと。
(菌が繁殖しやすい温度帯なんです)
・水分が出ない食材にする
・直接手で触らない
これらは全て、菌が繁殖しないための配慮です。
そして、朝一度電子レンジで火を通します!
夜詰め、一度火を通し、急速に冷やし、保冷バッグに保冷剤を入れて持っていく、というのが、朝の大まかな流れです。
夜詰め弁当のキホン
夜に詰めるお弁当のキホン、やってはいけないこと、やるべきことを箇条書きにしてみました。
《やってはいけない》
・生野菜・生の果物を入れない。
・水分の多い食材は避ける。(汁気はしっかり切ってから!)
・手で食材に直接触れない(おにぎりもNG)
・マヨネーズは生卵を使っているので避ける
《やるべきこと》
・揚げ物、炒め物、焼き物など、しっかり火を通す。
・味付けは濃い目にする。
・できれば防腐効果のある食材を使う(梅干し・お酢・生姜・カレー粉・大葉・ワサビ・カラシ等)
・お弁当箱やおかずケースなどはしっかり洗って乾かす。ゴムパッキンもしっかりと!
上にあげたものは、「お弁当の基本」とも言えます。夜に詰めるのではなくても、菌の繁殖を防ぐために、日頃の弁当作りでも心がけたいですね。
夜詰め弁当の作り方
《夜の準備》
夜、夕ご飯と一緒にお弁当のおかずを作ります。夕ご飯のおかずを多めに作って一部取り分けるだけというのが、私流。お弁当の一品になるので便利です。
このとき、熱々を詰めてフタをしないこと!
温度差でお弁当箱内に結露が起きると、この水分で菌が繁殖しやすくなるので気をつけて!一度冷ましてから詰めてくださいね。
もう1つ、翌朝一度熱を通すため、アルミカップではなく、紙やシリコンのカップにしましょう。
《朝の準備》
朝はおかずを詰めたお弁当箱を取り出し、
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一度レンジでよく火が通るようにチン!
↓
ご飯を入れて、冷凍食品を入れる場合はチンしたものをここで入れます。
↓
保冷剤をお弁当の下に敷き、急速で冷やします!
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そして冷めてからフタをして、保冷バッグに入れて、別の保冷剤を入れて持っていきます。
朝一度チンするのがコツです。
《私が心がけていること》
前項でも書きましたが、菌が繁殖しやすい温度が20~40度ですので、その温度帯を通る時間をなるべく短くする工夫をしています。
チンしたお弁当をまた冷やすわけですが、ご飯をここできちんと冷まさないと、結露してお弁当の腐敗の原因になりますのでしっかり冷まして。
お弁当を早く冷ますのに、保冷剤がとっても簡単!
保冷剤をご飯を入れた器の下に敷くだけで、かなりハイスピードで冷ますことができます。
それからご飯だけは冷蔵庫に入れてしまうとパサパサして美味しくないので、朝詰めるようにしています。これも詰めておけると楽なのですが、美味しさも追求したいものです。
自分で冷凍したおかずはいつ詰めるべき?
基本的に自分で冷凍したおかず類は朝チンしてから入れます。冷凍食品も温めが必要なものも同じです。「そのまま入れて自然解凍」というものも朝。この場合は、冷めてから詰めていますね。
自分で作ったおかずも、夜そのまま詰めていいかと思っていたのですが、冷凍してある自分で作ったおかずは、業者とは冷凍するときの温度のレベルが違うらしいんです。家の冷蔵庫では、冷凍するときに時間がかかるので、おかずを冷凍のまま入れると菌が繁殖しやすい状態になるんですって!
ですので、自分で作って冷凍したおかずは、必ずお弁当に詰める前に一度温めて熱を通すの、大事です。
裏技!お弁当を丸ごと冷凍して持っていく
ちょっと裏技です。「お弁当を丸ごと冷凍し、冷凍のまま持っていく」という技もあります。
丸ごと冷凍したお弁当を冷凍状態のまま持って行く方法です。昼に自然解凍されて食べごろになるので、電子レンジが無くても大丈夫。(解凍状態はその日の気温によることになりますが……)
前項で、「自分で冷凍したおかずは朝チンする!」と書きましたが、冷蔵状態で運ぶための、殺菌の意味での温めでした。
お弁当全体が冷凍のままなら菌の繁殖する温度帯を通る可能性は低いので、冷凍のままならOK!というコトです。
ちょっとご飯はパサパサしますし、味は正直落ちますが、簡単にできる裏技です。
まとめ
朝時間を作り出す時間術として、前の日にお弁当を詰めてしまうというやり方をご紹介してきました。
冬場はそこまで心配しなくてもよくなるので、だいぶ楽にできますよ。夏場は特に、傷まないように工夫をしていきましょう。
もう一度おさらいです。
《冷蔵で運ぶ場合》
・夜詰めたお弁当を、朝一度しっかりと電子レンジで加熱して、保冷剤等で冷ましてから持っていく。
・ご飯だけは朝炊いて詰める。
《冷凍で運ぶ場合》
・(裏技)お弁当を冷凍しておき、冷凍状態のまま持って行く。昼に自然解凍されて食べごろになる。電子レンジが無くても大丈夫。
菌の繁殖を防ぐための工夫をしたり、冷凍向きのおかずにするなどして、前日にお弁当を詰めることが可能になります。ちょっとした時間の使い方ですが、慣れると夜詰めた方が時間が生まれますよ。
結局、私は、夜にお弁当を半分詰めて、生まれた時間で朝、資格をとる勉強をするようになりました。20分ほど生まれたその時間で、資格を無事にとることができました。
朝に時間を作りたい方、ちょっとの時間ですが、試してみてください。
追伸。
ただし、キャラ弁やお子さんへの弁当など、細かく手で触る作業がどうしても多くなるお弁当はやはり朝詰めた方が安心です!ご注意を!
ライター:teramiii